- パーソナルトレーニングジムBrain大石力塾の大石です!
Power to You!!
パワーリフティングでトレーニングする事を「練習」と呼んだりします。
この記事では「練習」についての大石の個人的見解を述べたいと思います。
パワーリフティングのトレーニングって何をするの?
パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトという筋力トレーニングの種目を競技化したものです。
競技練習=筋力トレーニング
大石力塾ではこのように考えます。
いわゆる筋トレとパワーリフティングトレーニングの差は何か?
ズバリ
「重いものを持つための技術を磨く事を目的に行う」
重いものを持つには準備が必要です。
安全な設備・過度ではない適切な道具・生活環境・身体の柔軟性・筋肉量・筋力・メンタル・技術・脳力
その準備に時間をかけます。
ゴールを想定して徐々に練習強度を増していき、実際に重いものを持てるようになる。その過程でボディビル的に筋肥大が必要な事もあります。より重い物を持ち上げれるようになったその結果、身体も重さに見合って大きくなっているというイメージです。
日々の細かい積み重ねが高重量リフトを可能にします。
筋肉を追い込んで疲労困憊になる⇒筋肉が大きくなる⇒筋力が上がる⇒高重量が持てる
これも一つの道です
様々な方法論、考え方がありますが
パワーリフティングでは技術を追求しながら筋力・出力を向上させていくという方法が取られます。
身体が大きくなるのは結果論です。
この方法のメリットは「安全管理がしやすい」です。
安全がなぜ重要か?
というのも重いものを扱うのに安全、リスクを最小化したフォームやプログラムでなければいつか事故や怪我をします。
ウェイトトレーニングにおいて事故、怪我こそ絶対に防がなければならない事象です。
Safty first 安全優先
が大原則です。
力が強いから重いものを持てる。確かにあります。
しかし、技術がなければどこかで破綻します。(破綻しない人もいますが・・・)
安全なフォームを身に付けているこそ重いものを持ち続ける事ができるのです。
現代のパワーリフティングは決して無謀なチャレンジを推奨する競技ではありません。
常に競技者や周りのスポッターの安全を最優先します。
安全を考える事ができない者も昔は多かったのですが今は違います。
練習方法においても科学的に安全に強くなる方法が確立されつつあります。
統計はとれていませんがパワーリフティング競技での怪我は劇的に減っていると体感しています。
パワーリフティング競技者はその手法を巷のパーソナルトレーナーよりも早く実践しています。
少し話題がそれますが
昨今のパーソナルトレーニングの事故増加の背景にはトレーニング指導者の「結果優先のジャンクなワークアウト」が要因にあります。
ワークアウトとトレーニングの違い
ワークアウトは具体的な運動そのもの
トレーニングは目的に沿った計画的な運動
とします。
ダイエットしながらウェイトトレーニングは弱らせながら鞭打つ行為なのでカラダへの負担が大きいのです。
ボディビルの減量末期は怪我のリスクも多い事は熟練の競技者でもわかっている事です。
この行為を競技者でもない一般の人に施す事に間違いがあります。
昨今増えているパーソナルトレーニングでの事故はダイエットの結果を優先した結果優先主義から起こっている事なのです。
結果優先主義は某大手パーソナルジムのビジネスモデルから生まれたものです。
某大手パーソナルジムはパーソナルトレーニングの社会的地位を作り上げました。
が、同時に「結果優先のジャンクワークアウト」というものを産んでしまいました。
ジャンクとは品質が低い、粗悪品を意味します。
減量しながらやった気になるただ辛い運動はジャンクワークアウトなので身にならないどころか栄養不足で脳の機能を落とすことになります。
特に前頭葉という認知や判断を司る場所が影響を受けます。
前頭葉の機能低下は小脳にも影響してバランス感覚など運動機能も落とします。
よって減量ダイエットという目的に対してのウェイトトレーニングは競技目的以外には推奨できません。
技術や感覚、知識の向上など得るものないからです。
話題を戻します。
練習
このパワーリフティング的なトレーニングを競技者は「練習」と呼ぶことがあります。
練習とはwikipediaより
「学問・技芸などを、くり返して習うこと。転じて、本式にする前に、それがうまく行くようにためしにすること。」
練習は英語で「practice」です。
英語でもこのような言葉があります。
Not workout,this is practice.
ワークアウトではない。これは練習である。
Practice makes perfect.
「直訳すると完璧は練習から作られる」ですがこれは「継続は力なり」と同義の言葉として知られています。
練習⇒鍛錬
「千の稽古をもって鍛とし、万の稽古を持って練とす」
剣豪宮本武蔵の五輪の書にある言葉です。
千を繰り返し繰り返し稽古(トレーニング)を積み重ねる事で鍛え上げる。
鍛える前に繰り返すことそのものを学習する必要があります。
それが「習い練る」練習だと思います。
稽古が万を超えた時、練り上げられたものになる
これが鍛錬です。
百錬成鋼
少し字は違いますが百錬は何度も繰り返し鍛えるという事。
練り上げられたものは鋼のように成るという言葉で心身を鍛え上げる事で立派な人物になるという意味です。
小難しい話が多くなってしまいましたが
現代のパワーリフティング競技はまさに鍛錬を積み重ねるような世界観となっています。
柔軟性を高め、モビリティドリルを行い、計画的なプログラムを作成、消化して、クリーンな栄養を摂り、良く寝る。
常にSNSから情報を取り込み、新しい技術やギアが出れば試す
行住坐臥パワーリフティングに打ち込む者が増えています。
もちろんライトにスポーツ、レジャーとして気楽に楽しむ事もできますが
競技にのめり込む事で同じウェイトトレーニングでもダイエットと行うものとは全く違います。
このようになってくると違う世界が見えてきます。
それを楽しい!!と思うかどうかは個人の自由です。
ただその世界観に「熱狂」している人が増えているのも事実なのです。
最後に
徳川家康公の御遺訓をお借りして結びたいと思います。
「人の一生は重きを負うて遠き道を行くが如し急ぐべからず」
人生はさながらバーベルを担ぎ続けるようなものです。
私は実際に担ぐことで人生が変わりました。
「今のところ」健康な体と多くの友人と仲間を得る事ができました。
人生を豊かにしてくれています。
このよくわからない文章を最後まで読んでしまったあなた!
ちょっとでも興味がわいたらぜひ当ジムへ遊びに来てください。
気軽にお茶でも飲むつもりでトレー二ングを軽くしながら話しましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました!
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