【ベンチプレス小話】ベンチプレスの上達と機材の関係性について

Brain大石力塾の塾長の大石です!

ベンチプレスはバーベルラックがないと行えない種目です。
この記事ではベンチプレスで使うバーベルラックについて解説します。

バーベルラックとは

トレーニング時にバーベルを置く機材です。
ベンチプレスができるラックは大抵ラックの高さを調整できます。

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昔はこのような台で行う事が多かったです。
体育館のウェイトルームによくありました。
ベンチの幅が狭くてバーベルを置く場所が狭い。
このようなラックだとバーベルを上げれなかった時に首に落としてしまうという事故が起きます。
実際に事故が定期的に起きています。

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事故防止の為にこのラックのように落下防止のセーフティバーが付くようになりました。

しかしながらバーベルの置き場所が小さく台も軽いので安定性があまりよくないためあまり普及はしませんでした。

24時間ジムの普及

上記のようなラックが体育館や自宅にて使われる事が多かったのですが近年24時間ジムにはパワーラックという機材が多く置かれます。
このパワーラックでベンチプレスが行われるようになりました。
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多くのエクササイズをパワーラックとバーベルで行う事ができます。

しかし、こういったパワーラックは海外製であることが多く、外国人の体格に合わせて作られている為
日本人に合わない事が多く、バーベルを置くところの高さ調整が細かくできません。
また人が寝るベンチ台もアジャスタブルベンチと言って段差があったりするものが多いです。
安定性が少し落ちるので高重量を持つことになると少し不安がある構造となります。

パワーリフティング競技のコンボラック

20年ほど前からパワーリフティング競技ではコンボラックという機材が使われるようになりました。
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この機材はスクワットとベンチプレス専用のラックです。
競技の際にスクワットとベンチプレスを公平かつ安全にできるように開発されました。

特徴として

  1. ラックの高さが細かく、バーベルを乗せたまま変更する事ができる
  2. セーフティバーがあり正しく設定すればベンチプレス失敗時に首にバーベルが落ちる事がない
  3. ラックと一体化したベンチ台で行う事で体幹部が安定するから肩甲骨が使える。

このラックの登場でベンチプレスの技術に革新が起きたと思います。
特に日本人が開発していった体幹部アーチと肩甲骨、手首の使い方はルールの変更に影響を及ぼすほどでした。

国内でのコンボラックの普及

2020年頃から徐々に日本国内でコンボラックの普及が進みました。
国内メーカーが商品開発したり代理店が増えて購入がしやすくなったり
コロナ禍でジムに行けないからラックを自宅に買うという動きが増えました。
常にコンボラックでベンチプレス練習をする事でどのようなメリットがあるかを考察します。

  1. 体格や身長、腕の長さに合わせたラック高で練習する事ができる。
  2. 幅の広いベンチシートで設置面積が増える事で安定性と出力が増す。
  3. 複数人数で同時に練習ができる

・体格や身長、腕の長さに合わせたラック高で練習する事ができる。

肩関節に負担の少ないラックアップを習得できる為、肩関節の怪我をしにくい
怪我がなければたくさんの練習ができます。
ベンチプレス記録向上はとにかくトレーニング量が大切です。

・幅の広いベンチシートで設置面積が増える事で安定性と出力が増す。

競技用のベンチシートは幅が32cmあります。
多くの24時間ジムにあるベンチシートは28cmくらいです。
この4cmがフォームに差が出ます。
肩甲骨を外に出せる事でより大きく背中の力を使うことができます。
この事は大胸筋を使う割合を減らし肩関節の故障を予防します。
またバーベルを押し上げる時にはベンチ台を肩甲骨で押しながら支えつつ腕で押すことができますから
より重い重量が扱えます。

・複数人数で同時に練習ができる

これはパワージムの強さの秘密でもあります。
台を共有する事で感覚や知識の共有もできます。
より良いフォームを間近でみたり感じて頭にインプットする事は非常に価値がある事です。
ただ追い込んでトレーニングして強くなるという時代は終わりました。
動きの精度が怪我を予防し質の高いリフトを繰り返す事で神経が活性化して筋力が向上します。

いかがでしたか?

筋トレは1人で黙々とやる事が良いです。
ベンチプレスも同様ではありますが、一定のレベルを超えようと思うと重さへの恐怖などが出てきます。
その時、1人ではなく他人と共に行うトレーニング、練習はまた違った価値があります。

トレーニング界隈では合同トレーニング=合トレと呼びます。

ただ群れて行うだけではありません(無駄に群れて行う合トレは24時間ジムで嫌われていて禁止されている所もあります)

お互いにプレート付け替えや補助、議論したりしながら切磋琢磨する

それが合トレです。

合トレイベントを定期的に開催しますし

お客様の方で人数を揃えてご利用いただくことも可能です!

興味のある方は大石力塾instagramで様子を発信しています。
ぜひご覧ください!

最後までお読み頂きありがとうございました!


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