こんにちは。町田のパーソナルトレーニングジムBrainの大石圭太朗です。
「うちの子、姿勢が悪くてすぐ猫背になる」
「椅子に座らせても、気づくとすぐに机に突っ伏している」
「体育座りやきちんとした座り方が苦手で、変な座り方ばかりする」
こうしたお悩みに対して、「行儀が悪い」「集中力がない」「やる気の問題」と捉えて、注意を重ねてしまう親御さんは少なくありません。
ですが、こうした姿勢の崩れの背景には、赤ちゃんの頃に必要だった「原始反射」が、成長の過程でうまく統合されずに残っていることが関係している場合があります。姿勢がすぐ崩れてしまうのは、本人の気持ちの問題ではなく、姿勢を保つための土台がまだ十分に育っていないからかもしれません。
今回は、子供の姿勢と原始反射の関係について、そして「やる気」で片付ける前に知っておいていただきたいポイントを解説します。
1. 原始反射のおさらい
原始反射とは、赤ちゃんが生まれながらに持っている、生き延びるための自動的な反応です。まだ脳が未発達な状態で自分の意思では動けない赤ちゃんが、姿勢を保ったり、危険から身を守ったり、成長のための土台を作ったりするために備わっています。
本来はこの反射、成長とともに脳が発達するにつれて徐々に働きを弱め、自分の意思でコントロールする随意的な動きへと置き換わっていきます。この移行のプロセスを「統合」と呼びます。
ただ、何らかの理由でこの統合がスムーズに進まないと、赤ちゃんの頃の反射的な動きのパターンが、大きくなってからも姿勢や体の使い方の中に残ってしまうことがあります。
2. 姿勢に関わる代表的な2つの反射
原始反射にはいくつも種類がありますが、その中でも「姿勢」と特に深く関わっているのが、TLR(緊張性迷路反射)とSTNR(対称性緊張性頸反射)の2つです。
TLR(緊張性迷路反射)
本来は、赤ちゃんが重力に対して姿勢を保つための土台となる反射です。この反射がうまく統合されないと、重力に逆らって姿勢をまっすぐ保つこと自体にエネルギーを使ってしまい、椅子に座っていてもすぐに背中が丸まったり、机に突っ伏してしまったりすることがあります(1)。
STNR(対称性緊張性頸反射)
本来は、腹ばいの姿勢からハイハイの姿勢へと移行するために必要な反射で、上半身と下半身を別々に、かつ連動させて動かす土台になります。この反射がうまく統合されないと、上半身と下半身を別々にコントロールすることが苦手なままになり、姿勢の崩れや、椅子に座るときに独特な座り方(W座りなど)を好む、といった様子につながることがあります(1、2)。
どちらも「本人がだらしないから」ではなく、姿勢を保つための神経的な土台がまだ十分に育っていない、という状態だとご理解いただけると思います。
3. こんな様子はありませんか?
以下のような様子に心当たりがある場合、TLRやSTNRの統合がまだ十分に進んでいない可能性があります。
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椅子に座っていても、すぐに背中が丸まったり机に突っ伏したりする → 姿勢を保つ土台となるTLRの働きが関係している場合があります
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正座やきちんとした座り方が苦手で、W座り(お尻の横に足を崩す座り方)を好む → 上半身・下半身の連動に関わるSTNRの働きが関係している場合があります
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椅子に座っているとき、じっとせず足をぶらぶらさせている → 同じくSTNRとの関連が考えられます
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姿勢を保つこと自体をとても疲れやすそうにしている → 重力に対する姿勢保持の土台がまだ育っていないサインかもしれません
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跳び箱やマット運動など、体をひねる・上下を連動させる運動が極端に苦手 → 上半身・下半身の連動に関わる部分が影響している可能性があります
一つでも当てはまるからといって、心配しすぎる必要はありません。次の項目でお伝えしたいのは、これが「性格」や「やる気」の問題ではない、ということです。
4. 「やる気がない」わけではない
姿勢がすぐ崩れてしまうお子さんに対して、「もっとしっかり座りなさい」「ちゃんとしなさい」と、繰り返し声をかけてしまう親御さんは多いのではないでしょうか。
ですが、原始反射がうまく統合されていない状態では、そもそも「まっすぐな姿勢を保つこと」自体に、多くのエネルギーを使ってしまっている可能性があります。本人としては決してサボっているわけではなく、姿勢を保つだけで精一杯、というのが実情かもしれません。
そうした状態のお子さんに「気合いが足りない」「集中しなさい」と伝え続けても、本人はどうしていいかわからず、自信をなくしてしまうことにもつながりかねません。
大切なのは、精神論で片付けるのではなく、姿勢を保つための神経的な土台そのものを育てていくという視点です。
5. FBMのアプローチ:姿勢の土台から整える
パーソナルトレーニングジムBrainでは、「ファンクショナルブレインメソッド®」に基づき、以下の流れでお子さんの姿勢にアプローチします。
1. 評価 — TLRやSTNRをはじめとした原始反射の残存状況、姿勢の癖、体幹の使い方などを詳しくチェックします。「なぜ姿勢が崩れやすいのか」を、精神論ではなく神経的な視点から確認することが出発点です。
2. 整える — 残存している原始反射に対して、それぞれに合った統合エクササイズを行い、姿勢を保つための神経的な土台を育てていきます。
3. 鍛える — 土台が整ったところで、体幹を使う運動や姿勢保持を伴う動作へと段階を進め、日常生活の中で「自然と姿勢を保てる」状態へとつなげていきます。
「もっとしっかり座りなさい」と繰り返し伝えるよりも、姿勢を保つための土台そのものを育てるアプローチの方が、お子さんにとっても親御さんにとっても、無理のない近道になることがあります。
6. コース案内
パーソナルトレーニングジムBrainでは、脳と身体の状態に合わせたマンツーマンプランをご用意しております。
■ 原始反射統合コース
ファンクショナルブレインメソッドによる原始反射のチェックと、その統合を目的としたエクササイズに特化した専用コースです。
- 内容:問診、原始反射残存チェック(検査)、結果のご説明、個別統合エクササイズ指導、宿題のご案内
- 時間:1回 50分
- 料金:1回 30分 (初回は50分)
気になる方は↓タップしてセルフチェックをしてみてください!
■ ファンクショナルブレインメソッド®レッスン(標準コース)
原始反射に加え、小脳・前庭感覚など脳と神経系全体への統合的アプローチを行い、身体機能の向上を目指します。
- 初回セッション:90分 16,000円(税込)
- 2回目以降:50分 11,000円(税込)
- お得な回数券:6回 57,000円/12回 108,000円/24回 204,000円(税込)
「もっとしっかり座りなさい」と言い続ける前に、まずは原始反射統合コースで、お子さんの姿勢の土台となる原始反射の状態をチェックしてみませんか? 町田の完全個室にて、お子さんの成長を丁寧にサポートさせていただきます。
参考文献・出典元
1:ステラ幼児教室「原始反射とは?種類と赤ちゃんの成長に及ぼす影響を簡単に解説」
2:べすとびじょんトレーニング「緊張性迷路反射と対称性緊張性頸反射」
最後までお読み頂きありがとうございました!
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