町田市のパーソナルトレーニングジムBrainの大石です。この記事では、筋力トレーニングの王道プログラムである「5×5法」について、特にベンチプレスとの相性を中心に解説していきます。
5×5筋トレ(5×5法)とは
5×5法とは、その名の通り「5回×5セット」を基本単位として行う、シンプルながら効果の高いトレーニングプログラムです。ぎりぎり5回挙げられる重量(目安として1RM=1回だけ挙げられる最大重量の70〜80%程度)を使い、5セット繰り返します。
複雑な理論やメニューを必要とせず、初心者でも取り組みやすい一方、扱う重量を着実に伸ばしていくことで、上級者でも十分に効果を実感できる懐の深さが特徴です。特にスクワット・ベンチプレス・デッドリフトといったフリーウエイトのコンパウンド種目との相性が良く、BIG3の記録を伸ばしたい方に長年支持されてきたプログラムです。
なぜベンチプレスとの相性が良いのか
5×5法は3種目すべてに応用できますが、中でもベンチプレスとの相性の良さは特筆すべき点です。
ベンチプレスは、スクワットやデッドリフトに比べて可動域が小さく、フォームのブレも起きにくい種目です。そのため、5回×5セットという反復回数でも、毎回同じ条件で扱った重量を積み上げていきやすく、記録の再現性が高いという特徴があります。
また、5回前後の反復回数は、神経系への刺激(重い重量を扱う力の出し方の学習)と、筋肉量を増やすための刺激のバランスが良いゾーンとされています。1〜2回の超低回数トレーニングほど神経系に偏りすぎず、10回前後の高回数トレーニングほど筋肥大に寄りすぎない、ちょうど中間的な性質を持っているため、「力も、見た目のたくましさも、両方伸ばしたい」という方に特に向いています。

具体的なプログラムの組み方
5×5法の基本ルールはシンプルです。
- 1RM(自分が1回だけ挙げられる最大重量)の70〜80%程度の重さを設定する
- その重量で「5回×5セット」を行う
- インターバル(休憂)は長めに、2〜3分を目安に取る
- 慣れてきたら、少しずつ重量を増やしていく
80%の重量が重いと感じる場合は、少し重量を落として1ヶ月ほど継続し、扱う感覚に慣れてきたら重量を増やしていく、という進め方がおすすめです。
重量設定に迷う方向けに、MAX重量を入力するだけで5×5のトレーニングプログラムを自動生成できるWebアプリも作成しました。ぜひ活用してみてください。
スクワット・デッドリフトへの応用
5×5法はベンチプレスに限らず、スクワットやデッドリフトにも応用できます。特にスクワットは、ベンチプレスと並んで5×5法との相性が良い種目です。デッドリフトについては、種目の性質上、高頻度・高重量でのフルセットを毎回行うと疲労が蓄積しやすいため、5×5法をそのまま適用するのではなく、セット数を減らすなど工夫を加える方が安全な場合もあります。
BIG3全体の基礎を底上げしたい方は、まずはベンチプレスとスクワットで5×5法を試してみるのがおすすめです。パワーリフティングという競技そのものについては「パワーリフティングとは?ルール・種目からジムの選び方まで」で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。また、スクワットの補助種目として「ザーチャースクワットでスクワット・デッドリフトが劇的に伸びる理由」も参考になります。
5×5法で成果を出すための注意点
シンプルなプログラムだからこそ、以下の基本ルールを守ることが、怪我を防ぎながら効果を出すポイントです。
- 関節に違和感が出たら、すぐに中止する
- 動作のテンポや速度が明らかに落ちた場合は、重さを少し下げる
- インターバルをしっかり取り、フォームが崩れた状態で次のセットに入らない
この基本的なルールを守るだけで、怪我を防ぎながら安全かつ効率的にパフォーマンスを高めていくことができます。
他の反復回数ゾーンとの比較(シングル・テン・ヘビーファイブ)
5×5法(ヘビーファイブ)以外にも、代表的な反復回数ゾーンがあります。目的に応じて使い分けることで、トレーニングの効果をより高められます。
シングル・ダブル(1〜2回)で神経系を鍛える
1〜2回の超低回数、いわゆる「シングル」や「ダブル」は、神経系に強く働きかけ、短期間で筋力を引き上げるのに非常に効果的です。しかしその反面、成果はとても不安定になりやすく、筋肉自体の成長をあまり伴わないため、コンディション次第で一気に記録が崩れてしまうリスクもあります。
テン(10回前後)で筋肥大を狙う
10回前後の中回数ゾーン、いわゆる「テン」は、筋肥大を狙うなら王道のトレーニング方法です。ただし、ここで育った筋肉は、見た目ほど競技的な「使える力」に直結しないこともあり、パワーリフティングのような競技志向の方には、5×5法と組み合わせて使うのがおすすめです。
目的に応じた使い分け
短期間で記録を伸ばしたいならシングル・ダブル、見た目の筋肥大を重視するならテン、力と筋肉量のバランスを重視するなら5×5法(ヘビーファイブ)というように、それぞれのトレーニングには意味があります。「正解」は一つではなく、目的やライフスタイルに合わせて使い分けるのが最善の戦略です。
まとめ
5×5法は、特にベンチプレスとの相性が良く、力強さと筋肥大の両方をバランスよく伸ばせるシンプルなトレーニングプログラムです。基本ルールを守りながら継続することで、初心者から競技志向の方まで、幅広く効果を実感できます。
Brainでは、あなたの目的や体力レベルに合わせて、5×5法を含めたBIG3強化プログラムをマンツーマンでご提案しています。自己流でのプログラム管理に不安がある方は、ぜひ体験トレーニングにお越しください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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